新たなアクションを革新するLAZARUS ラザロ|渡辺信一郎×チャド

SFアニメ

『LAZARUS ラザロ』は、渡辺信一郎監督が再び挑むSFアクション超大作です。渡辺監督おなじみのキャラクター描写に加え、チャド・スタエルスキによる実写映画仕込みのアクション演出が融合しています。

舞台は2052年、鎮痛剤“ハプナ”の開発者スキナー博士の陰謀を巡る 熱い銃撃戦と格闘の連続。人類滅亡のカウントダウンと共に、5人の精鋭チーム“ラザロ”が挑むスリリングな展開が展開されます。

MAPPA制作による映像美と、音楽にはKamasi WashingtonやBonoboら、世界最前線の音楽陣が集結。原作・監督の渡辺信一郎が放つ“新たなアクションの風”を、全3章構成で解説します。

この記事を読むとわかること

  • アニメ『LAZARUS ラザロ』の革新的アクション演出の全貌
  • チャド・スタエルスキ監修による実写級の動きの作り方
  • 映像・音楽・物語が融合する圧倒的な世界観の魅力

❶ LAZARUS ラザロは“新時代のアニメアクション”

『LAZARUS ラザロ』が提示するアクションの形は、従来のアニメーション表現を超えた、“映画的アクション”の進化形です。

アニメでありながら、リアルな質感と大胆なカメラワークを融合させたその手法は、アクションアニメの概念を根本から刷新しようとしています。

このセクションでは、渡辺信一郎監督が目指した革新と、それを実現するための具体的な演出手法に迫ります。

渡辺信一郎が再挑戦するアクション演出

渡辺信一郎といえば『カウボーイビバップ』や『サムライチャンプルー』といったスタイリッシュな作品で知られていますが、今回の『LAZARUS』では“アクションそのものの臨場感”に重きが置かれています。

キャラクターの表情や芝居よりも、アクションシーンそのものに重厚な意味と演出意図が込められており、まさに動きそのもので語るアニメです。

3DCGではなく、あえて2D作画による肉体の動きにこだわることで、アニメならではの滑らかさと迫力を両立させています。

「ジョン・ウィック」流カメラ&動きの取り入れ

本作の最大の特徴の一つは、映画『ジョン・ウィック』に代表される“ガン・フー”スタイルのアクション演出をアニメで再現している点です。

銃撃と格闘を一体化させた連続モーションや、ロングショットを多用した見せ方は、明らかにスタエルスキ監督の影響を感じさせます。

このような演出により、単なるエフェクト頼りの戦闘ではなく、“人間の動きとしてリアリティを感じられるアクション”が描かれているのです。

❷ アクション監修はチャド・スタエルスキ&87Eleven

『LAZARUS ラザロ』のアクション演出には、ハリウッド映画さながらのリアリティと説得力が備わっています。

その裏には、映画『ジョン・ウィック』シリーズを手がけたチャド・スタエルスキと、そのチームである87Elevenの存在があります。

本セクションでは、彼らがどのようにアニメ制作に関わり、アクションの質を革新しているのかを解説します。

映画『ジョン・ウィック』との共演から生まれる現実感

スタエルスキは、ハリウッドでも随一のスタント指導・演出のプロフェッショナルです。

今回、『LAZARUS』では87Elevenのチームが実際のスタント演技をアニメのために撮影し、その映像をベースにしたアクションが展開されます。

この手法により、キャラクターの体重移動やタイミング、反動などが驚くほどリアルかつ有機的に描かれているのです。

スタント実演→絵コンテ→作画の緻密な連携

従来のアニメでは、アクションの構成は原画マンの経験や勘に委ねられることが多いですが、『LAZARUS』ではプロセスが全く異なります。

まず87Elevenのスタントチームが、実写のスタントシーンを演じ、それを映像化。

その後、映像からコマ単位で絵コンテを起こし、最終的にアニメーターがそれを元に作画を行うという、極めて実写寄りな制作フローが採用されています。

この手法により、動きに“嘘のない”迫力と説得力が生まれ、視聴者はまるでアニメを観ていることを忘れるほどに没入してしまいます。

❸ 広がりある“映画的”シーン構成

『LAZARUS ラザロ』では、アクションだけでなく、空間演出や構図設計にも映画的なアプローチが用いられています。

従来のアニメでは描きづらかった立体的な空間把握や時間経過を、最新の技術と演出理論を使って緻密に表現している点が特筆に値します。

ここでは、パルクールや脱獄劇といった立体アクションと、それを支える長尺構成の見せ場について解説します。

立体空間を活かすパルクールや脱獄アクション

一部のエピソードでは、主人公たちが研究施設や高層ビルからパルクールを駆使して逃走するシーンがあります。

このような立体移動をリアルに描くには、背景美術とレイアウト、キャラクターのモーションが密接に連携している必要があります。

『LAZARUS』では、3Dレイアウトによる空間設計と、2D作画の融合によって、キャラクターがまさに「その場にいる」と感じさせるほどの臨場感が生まれています。

効率より“見応え”重視の長尺シーン設計

現代のアニメ制作は、コストとスケジュールの都合から短いカット割りが多用されがちですが、『LAZARUS』ではその常識を覆します。

スタエルスキ流の演出哲学を反映し、ロングテイクによるアクションシーンが多用されており、一連の動作が滑らかにつながる映像体験が実現されています。

これは、観客に“ただ速い”ではなく、“どのように動いているのか”を理解させることを重視した結果であり、アニメーションとしての新たな境地と言えるでしょう。

❹ 豪華スタッフ&キャストが集結

『LAZARUS ラザロ』には、国内外から一流のクリエイターとアーティストが集結しています。

アクションだけでなく、キャラクターデザイン、音楽、演出といった各要素が高いクオリティで統一されており、作品全体の完成度を押し上げています。

ここでは、その中でも特に注目すべきスタッフと、作品の空気感を形成する音楽陣について紹介します。

キャラデザインは林明美、『BANANA FISH』系統

キャラクターデザインを担当するのは、『BANANA FISH』や『坂道のアポロン』で知られる林明美です。

彼女の描く人物像は、リアルさとスタイリッシュさを兼ね備えており、特に大人の男性キャラクターにおける渋さや色気の表現に定評があります。

『LAZARUS』でも、その持ち味が存分に発揮されており、アクションの動きを意識したラインのデザインがキャラクターの魅力と説得力を際立たせています。

音楽はKamasi Washington/Bonobo/Floating Points

音楽面では、ジャズ界の奇才Kamasi Washingtonを筆頭に、エレクトロニック・ミュージックのBonobo、Floating Pointsが参加しています。

これらのアーティストが提供する楽曲は、単なるBGMではなく、物語と感情の起伏をリズムで表現する「語る音楽」として機能しています。

特にカーチェイスや格闘シーンでは、映像と音楽が完全にシンクロしており、まるでライブパフォーマンスを観ているような没入感があります。

❺ 見どころ:ストーリー×アクション×音楽の融合

『LAZARUS ラザロ』の魅力は、アクションだけにとどまりません。

スリリングなストーリー展開、重厚な音楽演出、緻密な映像構成が三位一体となり、極上の映像体験を創出しています。

この章では、その融合がどのように作品全体の完成度を押し上げているのか、物語の軸や構成の妙に迫ります。

クロスジャンルで描かれる“鎮痛剤ハプナ”の危機

物語の軸となるのは、万能の鎮痛剤“ハプナ”を巡る人類の存亡です。

この薬を開発した天才科学者スキナー博士は、実は裏で恐るべき陰謀を企てており、世界中にハプナを投与させた後、その効果を逆転させて大量殺戮を行おうとします。

SF×バイオサスペンス×ミリタリーアクションというジャンル横断的な構成は、アニメファンだけでなく海外の映画ファンも惹きつける要因となっています。

全13話、30日間のカウントダウン構成

ストーリーは30日後に人類が滅亡するという設定のもと、全13話で描かれます。

各話が「その日、その瞬間」に起こる事件をリアルタイムに切り取っており、一話ごとの緊張感と加速度が観る者を離しません。

また、各話タイトルは音楽用語や名曲にちなんだものになっており、たとえば「UNFORGETTABLE FIRE」や「BLOOD RED MOON」といった言葉が物語の雰囲気と見事に重なります。

まとめ:『LAZARUS ラザロ』が新たなアクションの風を吹き込む理由

『LAZARUS ラザロ』は、アクションアニメの限界を押し広げる挑戦的な作品です。

渡辺信一郎のビジョンに、チャド・スタエルスキと87Elevenの実写アクション演出、さらにMAPPAの高い作画力が融合することで、これまでにない映像体験を提供しています。

それに加えて、世界観を彩る音楽やスタイリッシュなキャラクターも、作品全体の魅力を大きく引き上げています。

ストーリーはただのアクションドラマではなく、人類の未来、倫理、希望と絶望という深いテーマを内包しています。

全13話を通じて描かれるカウントダウンは、毎話が“終末への一歩”という強い緊張感を生み出し、観る者の感情を揺さぶります。

今後のアニメ界におけるアクション表現の“基準”となる可能性を秘めた本作は、まさに「新たなアクションの風」を吹き込む存在です。

この記事のまとめ

  • 渡辺信一郎×チャドによる異色のコラボ
  • ジョン・ウィック流アクションをアニメで再現
  • 実写スタントをベースにした作画手法
  • パルクールや脱獄を描く立体空間演出
  • MAPPA制作による圧巻の映像クオリティ
  • 音楽はKamasi Washingtonら豪華布陣
  • 30日間の人類滅亡カウントダウン構成
  • アクション×音楽×物語の融合体験
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