『天幕のジャードゥーガル』作者・トマトスープ先生は、群馬県出身、多摩美術大学出身の漫画家です。性別は、出版社や本人の公式プロフィールで公表を確認できません。根拠のない推測ではなく“非公表”として扱うのが正確です。
デビュー作は実在の探検家を描いた『ダンピアのおいしい冒険』。現在は『天幕のジャードゥーガル』と『奸臣スムバト』を手がけます。マンガ大賞は2023年・2024年とも第5位で、マンガ大賞そのものの大賞受賞ではありません。一方、2026年には第55回日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞しました。

トマトスープ先生のプロフィール|確認できる経歴
| 項目 | 公式・本人インタビューで確認できる内容 |
|---|---|
| ペンネーム | トマトスープ |
| 職業 | 漫画家。主に中世~近世の世界史を題材とする |
| 出身 | 群馬県 |
| 学歴 | 多摩美術大学出身 |
| デビュー作 | ダンピアのおいしい冒険 |
| 連載中 | 天幕のジャードゥーガル、奸臣スムバト |
| 性別 | 公式プロフィールで公表を確認できない |
トマトスープ先生×山田尚子総監督の公式対談のプロフィールには、多摩美術大学出身、主に中世~近世の世界史をテーマに漫画を制作すると記載されています。Souffleの対談プロフィールでは群馬県出身も確認できます。
生年月日や年齢、本名は、今回確認した出版社公式プロフィールやインタビューに記載がありません。検索欄に候補語が出ても、それは検索回数を反映した予測であり、本人が公開した情報ではありません。分からない項目を空想で埋めないことが、作者紹介では最も大切です。

トマトスープ先生の性別は?公式には非公表
結論から言うと、トマトスープ先生の性別は公表を確認できません。秋田書店Souffle、イースト・プレス、新書館の書誌、公開インタビューのプロフィールは、いずれも漫画家としての作品・出身・経歴を紹介しますが、性別欄はありません。
インタビューの話し方、写真や似顔絵の印象、ペンネーム、掲載誌の読者層から性別を決めることはできません。本人が作品を理解するために必要な情報として示していない以上、記事側が“女性らしい”“男性だろう”と推測を重ねるのは不正確です。
“女性向けランキング1位”は作者の性別を示さない
『天幕のジャードゥーガル』は『このマンガがすごい!2023』オンナ編第1位です。ただし、オンナ編は作品の紹介区分であり、作者の性別を認定する制度ではありません。女性の物語を描いていることも、作者本人の性自認の証拠にはなりません。
性別を知りたい検索意図には、曖昧に濁すより“公式に公表を確認できない”と答える方が親切です。そのうえで、公開されている経歴、取材方法、作品のテーマへ移ると、作者の仕事を理解する記事になります。
漫画家になるまで|大学時代の歴史創作からデビューへ
WASEDA LINKSのインタビューでトマトスープさんは、歴史創作を趣味として始め、大学生くらいの時期に自分でもやってみたいと思ったと振り返っています。歴史上の人物が創作物ごとに自由に解釈される多様さへ惹かれたことが出発点でした。
ここから分かるのは、最初から“珍しい地域を描けば目立つ”という市場戦略で始めたのではないことです。記録に残る人物を別の角度から見て、資料の隙間へ人格を想像する楽しみが先にあります。
多摩美術大学で何を専攻し、卒業後にどの職へ就いたかまでは、確認した公式プロフィールに詳しい記載がありません。大学名から特定の専攻や職歴を推測せず、公開された範囲にとどめます。
デビュー作はダンピアのおいしい冒険
イースト・プレスの著者ページは、『ダンピアのおいしい冒険』第1巻から第6巻を刊行順に掲載。第1巻は2020年8月7日発売、第6巻は2024年1月18日発売で、描き下ろしを含む最終巻です。
17世紀の英国公認海賊船に乗った実在の探検家ウィリアム・ダンピアを主人公に、食、博物学、航海、植民地化の時代を描きます。史実の出来事へ日々の感覚を戻す方法、知識を生存と好奇心の両方として扱う方法は、次作『天幕』へつながります。
天幕のジャードゥーガルは2021年9月に連載開始
Souffleの公式作品ページは、本作を大帝国へ挑む女性二人のモンゴル後宮譚として紹介しています。公式プロフィールによると、2021年9月にWEBコミックサイトSouffleで連載が始まりました。
デビュー作の海から、13世紀ペルシアとモンゴルの陸へ。舞台は変わっても、勝者の年代記だけでは見えにくい人、知識を持ちながら権力の中心ではない人へ焦点を置く姿勢は共通しています。
過去作品・連載作品一覧
| 作品 | 刊行・連載 | 内容と現在の状況 |
|---|---|---|
| ダンピアのおいしい冒険 | イースト・プレス/全6巻 | 17世紀の探検家ダンピアを描く海洋冒険飯漫画。完結 |
| 天幕のジャードゥーガル | 秋田書店Souffle/既刊6巻 | 13世紀、モンゴル帝国へ挑むシタラとドレゲネの歴史漫画。連載中 |
| 奸臣スムバト | 新書館WINGS/既刊2巻 | 13世紀、モンゴル侵攻期のジョージア・アルメニアを描く歴史叙事詩。連載中 |
奸臣スムバトは天幕と同時代を別方向から見る
新書館の第2巻公式書誌は、13世紀半ば、ジョージア王国とアルメニア諸侯がモンゴル軍へ降伏する状況を紹介しています。第2巻は2026年7月28日発売です。
『天幕』が帝国の中心に近づく女性たちを描くのに対し、『奸臣スムバト』はコーカサス側から侵攻と服属を見る作品です。同じモンゴル帝国を扱っても、地図の位置が変われば“帝国”の見え方も変わります。作者が一つの成功作を横へ薄く伸ばすのではなく、調べた歴史の隣接地域へ別の主人公を置いている点が特徴です。
作品数を増やすことより、それぞれの土地で誰の記録が残り、誰が悪役と呼ばれたかを問い直すことが中心にあります。『奸臣』という題も、史料や後世の評価で一語にされた人物を、その言葉の内側から見る意図を感じさせます。

マンガ大賞の受賞歴は?2023・2024とも第5位
マンガ大賞2023公式結果では『天幕のジャードゥーガル』が第5位。マンガ大賞2024公式結果でも第5位です。2年連続で最終ノミネート作品へ入り、同じ順位を獲得しました。
ここは検索記事で誤記が起きやすい点です。“マンガ大賞受賞作”という広い言い方は、ノミネートや上位入賞を指す場合がありますが、マンガ大賞2023の大賞は『これ描いて死ね』、2024の大賞は『君と宇宙を歩くために』です。『天幕』がマンガ大賞の年間1位を取ったわけではありません。
マンガ大賞で2年連続評価された意味
マンガ大賞は、刊行巻数が8巻以内の作品を対象に、その時点で薦めたい漫画を選ぶ仕組みです。一年だけ話題になった作品ではなく、巻が進んだ2024年にも再び最終候補へ残ったことは、物語が広がっても評価が続いた材料になります。
ただし、順位は売上部数そのものではありません。選考員の投票による評価であり、書店全体の実売ランキングとも違います。受賞歴と売上を一つの数字として扱わないことが必要です。
主な受賞・評価歴を時系列で整理
| 年 | 作品・賞 | 結果 |
|---|---|---|
| 2020 | ダンピアのおいしい冒険/このマンガがすごい!2021 | オトコ編第6位 |
| 2022 | 天幕のジャードゥーガル/週刊文春エンタ マンガ賞!2022下半期 | 最高賞 |
| 2022 | 天幕のジャードゥーガル/Apple Books 2022年ベストマンガ | 歴史フィクション部門選出 |
| 2022 | 天幕のジャードゥーガル/このマンガがすごい!2023 | オンナ編第1位 |
| 2023 | 天幕のジャードゥーガル/マンガ大賞2023 | 第5位 |
| 2024 | 天幕のジャードゥーガル/マンガ大賞2024 | 第5位 |
| 2026 | 天幕のジャードゥーガル/第55回日本漫画家協会賞 | コミック部門大賞 |
秋田書店の公式プレスリリースは、2023年時点までの主な評価として『このマンガがすごい!2023』オンナ編第1位、マンガ大賞2023第5位、週刊文春エンタ マンガ賞最高賞、Apple Books選出を紹介しています。
2026年、日本漫画家協会賞コミック部門大賞
日本漫画家協会の公式結果によると、第55回日本漫画家協会賞コミック部門の大賞は『天幕のジャードゥーガル』。受賞理由では、独自のキャラクター造形と背景美術、漫画力によってイスラム・モンゴルの知られざる歴史へ読者を誘う点が評価されています。
これはマンガ大賞とは別の賞です。“マンガ大賞で大賞を受賞”と混ぜず、第55回日本漫画家協会賞のコミック部門大賞と書くのが正確です。2026年のアニメ放送と近い時期ですが、賞は漫画作品へ贈られています。
トマトスープ作品は、なぜ歴史の脇役へ焦点を当てる?
WASEDA LINKSのインタビューでトマトスープさんは、過去の人が未来から単なる記録や情報として見られることへの感覚を語っています。歴史創作は事実そのものではない一方、過去にも人格を持つ個人がいたと想起させられるかもしれない。これが作品を読む重要な手がかりです。
『天幕』のファーティマは史料に名前が残っても、その内面や少女時代が十分に記録された人物ではありません。作者は史料の空白を好き勝手に埋めるのではなく、確定した事件と創作した記憶の境目を意識しながら、一人が考え、愛し、恐れた可能性を物語にします。
専門家の監修を、正解の印鑑にしない
Souffleでは研究者を交えた副読コラムや座談会が公開され、史料の少なさ、名称の揺れ、後世の記録の偏りも扱われています。専門家の名前を付ければ全場面が史実になるわけではなく、何が分かり、何が創作かを読者と共有するための連携です。
作者の強みは、資料量の多さを見せることだけではありません。調べた情報のうち、人物がその瞬間に知り得るものだけを選び、会話や道具へ落とす編集力にあります。現代人の知識をシタラへそのまま話させないから、賢い主人公でも時代の外へ飛び出しません。
かわいい絵は重さを隠すためではない
丸い目や小さな身体は、歴史の残酷さを和らげる装飾に見えるかもしれません。しかし、人物が記号的な英雄像から離れ、表情の変化を近くで感じられるため、暴力の結果はかえって個人的になります。
日本漫画家協会賞の受賞理由がキャラクター造形と背景美術の両方へ触れたのは象徴的です。人物だけ可愛く、背景だけ精密なのではなく、その身体がその場所でどう小さく見え、どう生きるかまで漫画の画面へ組み込まれています。
作者情報を調べるとき、どの情報源を優先する?
漫画家の経歴は、まとめサイト同士が同じ未確認情報を写し、出典が多いように見えることがあります。まず本人の発言を含むインタビュー、次に連載出版社のプロフィール、刊行元の著者ページ、賞の主催団体という順で確認すると、誤記を減らせます。
作品プロフィールは刊行時点を確認する
2024年のプロフィールでは『奸臣スムバト』既刊情報がなく、2026年の対談では『天幕』既刊5巻と書かれている場合があります。記事が古いのではなく、その公開時点の情報です。現在の巻数は出版社の最新書誌で補います。
一つのプロフィールだけを全文の基準にすると、後に出た第6巻や日本漫画家協会賞が抜けます。反対に最新ページだけでは、デビュー当時の評価や連載開始時期が省略される。複数の公式ページを時系列に並べる必要があります。
受賞歴は“賞名・年・部門・順位”を一組で書く
『このマンガがすごい!2023』オンナ編第1位、マンガ大賞2023第5位、第55回日本漫画家協会賞コミック部門大賞は、すべて別の評価です。“漫画賞を多数受賞”だけでは、読者が何を受け取ったか確認できません。
年号にも注意が必要です。『このマンガがすごい!2023』は2022年12月に刊行されたガイドブックの名称です。結果を2023年の出来事と整理する場合でも、発表・発売時期を別に理解しておくと時系列がずれません。
性別非公表は“秘密を突き止める余地”ではない
プロフィールに性別がないと、記事側は曖昧なヒントを集めたくなります。しかし、声、服装、顔写真、代名詞の一部は、本人の性自認や公開意思を確定しません。情報がないという結論自体が、調査結果です。
作者の性別を作品解釈の鍵にすると、女性史を描く力を属性だけへ還元する危険もあります。公開された研究姿勢、史料との距離、登場人物の作り方を読む方が、創作の特徴へ具体的に近づけます。
三作品を並べると見える作家としての一貫性
ダンピア:記録する人を、記録される人として描く
ダンピアは観察し文章を残したことで後世に知られる人物です。漫画はその記録を素材にしながら、記録を書いた本人も空腹になり、迷い、船上の権力関係へ巻き込まれる人として描きます。
天幕:記録の少ない女性へ、史実と矛盾しない可能性を置く
シタラのモデルとされるファーティマについては、後世に伝わる政治的な役割があっても、生い立ちや感情の細部は十分に残りません。作者は空白を弱点として隠さず、史実の到達点へ向かう途中に創作の人生を置きます。
奸臣スムバト:後世の評価語から人物を救い出す
“奸臣”は強い評価を含む言葉です。誰の側から見て裏切りなのか、帝国へ降伏することが共同体にとって何を意味したかを描けば、一語の悪評では終わらない人間が現れます。
海、後宮、コーカサスと舞台が変わっても、記録を残す側と残される側の非対称を見つめる点は同じです。トマトスープ作品を読む順番に正解はありませんが、この共通点を意識すると、過去作が現在作の予行演習ではなく、それぞれ独立した問いを持つと分かります。
トマトスープというペンネームについて分かること
印象に残るペンネームですが、由来を本人が説明した一次情報は今回確認できませんでした。好きな食べ物、学生時代のあだ名、作品テーマとの関係などを想像で由来として書くことはできません。
検索しやすい名前である一方、一般名詞でもあるため、古い投稿や同名アカウントを本人と取り違えない注意が必要です。プロフィールや作品告知は、出版社ページから案内された公式アカウント・著者ページをたどるのが安全です。
ペンネームの親しみやすさと、作品の重厚さの落差は読者の記憶に残ります。ただし、それを“作者はこういう性格だ”という人物診断へ広げることはできません。作品外の人格は、本人が公開した言葉の範囲で扱います。
経歴記事の役目は私生活を暴くことではなく、どの作品をいつ発表し、何が公式に評価され、どんな創作姿勢を本人が語ったかを整理することです。その基準なら、非公表の性別を埋めなくても、作家像は十分具体的になります。
今後、本人や出版社が新しいプロフィールを公開した場合は、その発表を基準に更新できます。現時点で公表がないことと、将来も永遠に非公表であることは別です。確認日を付けるのは、作者の意思と記事の正確さの両方を守るためです。
分からない情報を分からないまま残すことも、経歴記事の信頼性です。
よくある質問
トマトスープ先生は男性ですか、女性ですか?
公式プロフィールで性別の公表を確認できません。ペンネーム、作風、掲載媒体、読者ランキングから推測しないのが適切です。
トマトスープ先生の本名や年齢は?
今回確認した出版社公式ページや本人インタビューでは、本名と生年月日の公表を確認できません。
マンガ大賞を受賞していますか?
マンガ大賞2023と2024で、ともに第5位です。年間大賞ではありません。2026年には別の賞である第55回日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞しています。
天幕のジャードゥーガル以外の作品は?
完結作『ダンピアのおいしい冒険』全6巻と、連載中の『奸臣スムバト』があります。いずれも世界史を題材にしています。
まとめ
トマトスープ先生は群馬県出身、多摩美術大学出身で、中世~近世の世界史を主に描く漫画家です。大学時代ごろから趣味で歴史創作を始め、2020年刊行の『ダンピアのおいしい冒険』でデビュー。2021年から『天幕のジャードゥーガル』、その後『奸臣スムバト』を連載しています。
性別、本名、年齢は公式に公表を確認できません。受賞歴は、『このマンガがすごい!2023』オンナ編第1位、マンガ大賞2023・2024第5位、2026年第55回日本漫画家協会賞コミック部門大賞など。順位や賞名を正確に分けると、話題性だけでなく、デビュー作から一貫する“記録の奥にいた個人を描く”仕事が見えてきます。
執筆・確認:真城 遥(VODアニメ専門ライター)
公式サイト、出版社、レーベル、賞の主催団体などを照合し、確認できた事実と筆者の考察を分けて記載しています。
確認した情報源
情報確認日:2026年8月23日。公開プロフィールにない性別・本名・年齢は推測せず、賞名と順位を主催団体の表記に合わせました。



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