出禁のモグラ全巻ガイド｜1〜10巻の発売日・あらすじ・話数まとめ

『出禁のモグラ』は、江口夏実による独自の怪異と人間模様を描く人気漫画です。

この記事では、【出禁のモグラ】全巻まとめとして、1巻〜10巻までの発売日や各巻のあらすじ、収録話数を徹底ガイドします。

最新巻の情報まで網羅しているので、これから読み始める方や、続きを待っているファンも必見です。

出禁のモグラ1〜10巻の発売日一覧

『出禁のモグラ』は2022年から連載が始まり、着実に巻数を重ねています。

ここでは、第1巻から最新の第10巻までの発売日を一覧でまとめました。

発売日のスケジュール感を知っておくことで、今後の刊行ペースや次巻の予測も立てやすくなります。

各巻の発売スケジュールまとめ

以下は2025年8月時点で判明している『出禁のモグラ』1〜10巻の発売日一覧です。

巻数	発売日
1巻	2022年7月22日
2巻	2022年10月21日
3巻	2023年1月23日
4巻	2023年4月21日
5巻	2023年7月21日
6巻	2023年10月23日
7巻	2024年1月23日
8巻	2024年4月23日
9巻	2024年7月23日
10巻	2024年10月23日

3ヶ月ごとの定期刊行が続いており、安定した刊行ペースが特徴です。

読み逃しを防ぐためにも、刊行月を意識しておくと便利です。

11巻の発売予定日もチェック

現時点で講談社の公式発表はありませんが、過去のスケジュールをもとにすると、11巻の発売は2025年1月下旬になる可能性が高いです。

通常通りのサイクルで刊行されるなら、1月23日あたりが濃厚と見られます。

特装版や限定特典がつく巻もあるため、事前予約をしておくと安心です。

1巻〜3巻：モグラと大学生の出会いから始まる怪異譚

物語の始まりは、地方都市に住む大学生・真木と、どこか不気味で人ならざる存在「モグラ」の出会いから幕を開けます。

都市伝説的な存在だったモグラは、真木にしか見えない何かを暴き、人の“闇”に潜む怪異を嗅ぎ分ける力を持っています。

普通の大学生活を送っていた真木の平穏は、モグラとの接触により徐々に崩れていきます。

1巻では、奇妙な事件を追う中で、モグラと真木のコンビが少しずつ形成されていきます。

モグラの毒舌と飄々とした性格、そしてなぜか怪異に好かれてしまう真木の体質が、読者を不可思議な世界へと引き込みます。

第1巻のラストでは、今後の鍵となる八重子という謎の女性が登場し、物語の雰囲気が一変します。

2巻では、真木の周囲で怪異が日常に入り込む様子がより濃厚に描かれます。

コンビニのバイト先、大学の講義、友人関係など、日常と非日常が交差する演出が見事です。

特に印象的なのは「頭の中に声が響く男」のエピソードで、恐怖と哀しさが交錯するストーリーテリングが高評価を受けています。

3巻では、八重子の過去やモグラとの因縁がほのめかされ、ストーリーに奥行きが加わります。

真木とモグラの関係性も変化し始め、ただの怪異ハンターではない、深層心理の探索へと物語は進化していきます。

この巻までで“怪異”とは何か、モグラの正体は何者か、という大きな問いが読者に投げかけられます。

4巻〜7巻：謎が深まる怪異事件と八重子の過去

中盤となる4巻から7巻では、物語の背景に潜む「怪異の構造」と、主要キャラ・八重子の過去が本格的に掘り下げられ始めます。

読者は真木とモグラの調査を通して、「怪異とは何か？」というテーマに一歩踏み込んだ視点を持たされます。

単なる都市伝説では語りきれない、“心の闇と怪異”のリンクが見どころです。

4巻では、真木の身近にいる人々にも怪異の影が忍び寄り、モグラの存在の異質さがますます際立ちます。

八重子との関係性も曖昧なままで、読者に不安と興味を抱かせる展開が続きます。

特に、ある少女の“記憶の中にしか存在しない教室”を巡るエピソードは、シリーズ屈指の傑作回とされ、多くの読者の印象に残っています。

5巻・6巻では、八重子がかつて体験した“禁忌の怪異”が少しずつ語られ始め、彼女の精神的な深層が明らかに。

かつての彼女も“怪異に呑まれた者”だったことが暗示され、物語全体がサスペンス色を強めます。

また、真木が初めて命の危機に直面するエピソードも収録され、読者の緊張感は最高潮に達します。

7巻では、ついに八重子とモグラの直接対峙が描かれ、過去の真実と向き合う心理戦が展開されます。

モグラの正体に迫る描写や、怪異に“意志”があるのか否かという哲学的なテーマにも触れられ、シリーズとしての深みが増していきます。

この時期から物語は、単なるホラーやサスペンスを超えた、“人間そのもの”を問う物語へと進化していくのです。

8巻〜10巻：犬飼家の幻術バトルと物語の転換点

8巻からは物語が大きく動き出し、犬飼家を巡る幻術バトル編が本格的に展開されます。

犬飼家は、怪異を「祓う」のではなく「操る」異能の家系であり、その思想はモグラの在り方と真っ向から対立します。

この編では、真木とモグラがこれまでの“調査者”から、“抗う者”としての役割を担うようになっていきます。

8巻では、犬飼家の末裔である犬飼耀（かがやき）が登場し、幻術を用いた記憶改変や精神操作が描かれます。

真木が幻術に囚われ、過去のトラウマと対峙するシーンは心理描写が巧妙で、読者の評価も高い展開です。

八重子と犬飼耀との関係性も徐々に明らかになり、過去の因縁が浮かび上がります。

9巻では、モグラの過去にも迫る描写があり、その正体が“ただの怪異”ではない可能性が示唆されます。

「モグラは何のために存在しているのか」という根本的な問いが投げかけられ、ストーリー全体の視座が一段上がります。

また、真木の“心の弱さ”が牙をむく展開もあり、人間の本質に踏み込む内容となっています。

そして10巻では、犬飼家との決着と、八重子の選択が描かれ、シリーズ最大の山場を迎えます。

八重子がどちらの「闇」に身を置くのかという決断が、物語の転換点となり、続く章への布石となります。

モグラ、真木、八重子――3人の絆と立場が再定義されるこの巻は、まさに“転章”としての役割を果たしています。

収録話数の目安とストーリーの進行

『出禁のモグラ』の各巻には、おおむね4〜5話のエピソードが収録されています。

1話ごとの読み応えが非常に濃く、1話あたり約30〜40ページ程度と、雑誌連載に近い構成で収録されています。

1巻ごとに必ず1つ以上の怪異事件が完結するストーリーテリングが特徴です。

初期の1巻〜3巻では1話完結型に近い構成が多く、怪異の導入とキャラクターの紹介が中心です。

真木とモグラの関係性が徐々に築かれていき、読者が世界観に入り込みやすい構成となっています。

各話に小さな伏線が張られており、後の巻で回収される構造も魅力の一つです。

4巻以降は、ストーリーの尺がやや長くなり、1巻で1つの長編エピソードを扱う構成が増えてきます。

特に7巻以降は「犬飼家」をめぐる連続エピソードが展開され、巻をまたいで1つのテーマを掘り下げるストーリー展開がメインになります。

この構成により、シリーズを読み進めるほどに深みが増し、後半巻では“読む手が止まらない”という読者も多いです。

また、各巻の巻末にはショートエピソードや小ネタも収録されており、世界観の補完にも役立っています。

収録話数は決して多くはありませんが、その分、1話ごとの密度と完成度が非常に高いのがこの作品の強みです。

単話読みよりも、巻ごとに通して読むことで一層理解が深まる構成となっています。

怪異×ヒューマンドラマが融合した物語

『出禁のモグラ』の最大の魅力は、単なる怪異譚にとどまらず、深い人間ドラマとして描かれている点にあります。

本作に登場する“怪異”は、突発的で不可解な存在ではなく、人の心の歪みや執着から生まれるものとして描写されます。

そのため、怪異を解決するたびに、人間の弱さ・過去・罪に向き合うドラマが同時に展開されていくのです。

エピソードごとに登場する人物たちは、いずれも日常の中で孤独や葛藤、後悔を抱えています。

例えば、家庭内トラブル、過去のいじめ、失われた記憶、喪失感などがきっかけとなって怪異が生まれる展開は、読者自身の内面をも映し出す鏡のように機能しています。

そのため、恐怖や謎解きだけでなく、「なぜこの人はこうなったのか？」という感情的な共感が自然と生まれるのです。

さらに、物語が進むごとに主人公・真木自身も心の奥にある葛藤を晒していきます。

モグラとの関係性や、八重子の過去を知る過程で、彼は「他人を救うこと」「怪異と共に生きること」の意味を模索し続けます。

これはまさに“外の怪異”と“内なる怪異”が交錯する、現代的な人間ドラマといえるでしょう。

ホラー要素に惹かれて読み始めた読者も、気づけば登場人物たちの生き様に胸を打たれている――それが『出禁のモグラ』の真の力です。

感情に訴える描写と、論理的な謎解きが両立することで、幅広い読者層に支持される要因となっています。

まさに“怪異×ヒューマンドラマ”というジャンルの最前線に立つ作品といえるでしょう。

モグラ、真木、八重子の関係性と成長

『出禁のモグラ』では、怪異にまつわる事件と並行して、モグラ・真木・八重子の3人の関係性の変化と成長が丁寧に描かれています。

最初はバラバラだった3人が、互いの過去や弱さに触れることで、絆ともいえる繋がりを築いていく過程が、物語に深みを与えています。

それぞれの視点から見える“怪異”への向き合い方が異なる点にも注目です。

真木は、最初は怪異に巻き込まれるただの大学生でしたが、モグラとの出会いをきっかけに、自ら怪異に踏み込む意志を持つようになります。

その成長は、恐怖や不安から逃げずに“向き合う力”を得る過程ともいえます。

モグラとの相互理解が進むたびに、真木の内面の葛藤も解きほぐされていくのです。

一方、モグラは“感情がない存在”とされていましたが、物語が進むにつれて、真木や八重子との関わりを通じて変化していきます。

感情らしきものを見せる瞬間、ある選択に迷う描写など、モグラにも“心”があるのではと感じさせる演出が印象的です。

この変化は、読者にとってもモグラをただの“怪異的な存在”ではなく、“物語の中心人物”として再認識させるものになっています。

八重子は、当初は過去を語らず冷静な立場を取っていましたが、巻を重ねるごとに心の傷や迷いが露わになっていきます。

自分の過去を受け入れ、怪異とどう向き合うかを選ぶ姿勢は、他の2人とはまた違った成熟を見せます。

最終的に「自分の意志で戦う」決断をした八重子の姿は、物語の転換点を象徴しています。

この3人の関係性は、ただの共闘や友情ではなく、互いの弱さを補い合う“家族的な繋がり”にまで発展していきます。

『出禁のモグラ』は怪異を通じて、人と人がどう関係を築き、成長していくのかを問いかける物語でもあるのです。

その関係性の変化を追うことが、本作をより深く味わうための鍵となります。

読む順番・購入方法・特装版情報をチェック

『出禁のモグラ』は現在10巻まで刊行されており、刊行順にそのまま読むのがベストです。

時系列通りに構成されており、各巻ごとに伏線や人物の関係性が丁寧に積み重ねられていくため、飛ばし読みはおすすめできません。

特に4巻以降は過去との繋がりが強くなっていくため、1巻から順に追って読むことで最大限に物語を楽しめます。

購入方法については、全国の書店・ネット書店・電子書籍ストアで広く取り扱われています。

紙版・電子版ともに同日発売が基本であり、講談社の公式アプリ「マガポケ」や「コミックDAYS」でも配信あり。

紙派の方は特典ペーパー付き書店や大型店舗での購入、電子派の方はセール時期や無料公開話のチェックがおすすめです。

なお、現時点（2025年8月）では、特装版のリリースは確認されていません。

限定カバーや小冊子付きの特装版、グッズ同梱版といった形式はまだ登場しておらず、すべて通常版のみの発売となっています。

ただし、人気が高まれば今後の特装版やアニメ化連動グッズ付き版が出る可能性もあるため、今後の公式発表に注目したいところです。

購入の際には、各巻の発売日に合わせた予約もおすすめです。

とくに人気巻や節目の巻は早期完売するケースもあり、特にリアル書店での購入を狙う方は注意が必要です。

自分の読書スタイルに合ったメディアで、この怪異×人間ドラマの世界をじっくり堪能してみてください。

ファンが注目すべき最新情報まとめ

2025年8月現在、『出禁のモグラ』は単行本10巻まで発売されており、次巻となる第11巻の刊行時期がファンの間で注目されています。

過去のリリースペースから予測すると、2025年11月〜2026年1月ごろの発売が有力と見られています。

講談社からの公式発表はまだ出ていませんが、人気シリーズとして安定した刊行が続いているため、今後の発表に注目しましょう。

また、アニメ化や映像化についての正式なアナウンスは、現在確認されていません。

ただし、モーニング掲載作の中でも話題性が高く、書店での平積みも多い作品であるため、今後の展開として十分に可能性はあります。

特に、モグラや八重子のビジュアル・設定は映像映えするキャラクターであり、ファンの間では「もしアニメ化したら？」という声も増えつつあります。

グッズ展開に関しても、現状では大規模な展開はなく、一部ポストカードや書店特典が付属したことがある程度です。

今後の特装版やファンイベント、コラボなども期待されるところです。

連載媒体である「モーニング」の特設ページや公式SNSでは、新情報が随時更新されるため、定期的にチェックしておくとよいでしょう。

さらに、今後の展開として注目されているのは、物語の終着点です。

登場人物の過去や因縁が明かされつつある現在、シリーズがどこで区切られるのか、完結までのビジョンにも関心が高まっています。

読者としては、単行本の発売に加え、メディア化・完結時期・限定企画などに引き続き注目していきましょう。